しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

研究室(仮移転先)の後片付けが終わりました

教員研究室(仮移転先)の引っ越し後の後片付けも終わり、ようやく綺麗!になりました。今回は禁じ手?(ではなく、大学の規則で認められている合法的!な手段です)を使い、研究費で雇用した単発のアルバイトの方々に手伝っていただきました。
私の「初年次セミナー」を受講している学生さん達で、本や書類などを段ボールに詰めるパッキングを、そしてこれらを本棚などに戻す後片付けも、3名*3時間*2回=延べ18時間(私も含めれば4人ですが軟弱?で役に立たない!のでカウント外です)と、おかげ様で比較的短時間で終えることが出来ました(荷物の運搬自体は専門の業者さんがやってくれます)。
ひとつ勉強になったのは、箱詰めよりも元に戻す方がはるかに大変で、多大な時間やエネルギーを要するということです。いずれにせよ、暑い中で大変な作業を手伝ってくれた6名の皆さん、本当にどうもありがとう!非常に助かりました。
仮移転先の研究室も風光明媚?で良い立地ですが、1階で窓の目の前が自転車置き場!とプライバシーに少々難ありです。

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NHK「クラシック音楽館」を見て(聴いて?)います

今夜は久しぶりにNHKクラシック音楽館」を見て(聴いて)います。本日のメニュー?は、平尾貴四男「交響詩曲"砧"」、矢代秋雄「ピアノ協奏曲」、(十二音技法の創始者である)シェーンベルグの初期作品、ベートーベンの管弦楽曲の小品などです。
平尾貴四男の管弦楽曲は初めて聴きました。日本の五音音階はもちろんですが、フランス的な色彩が強いように感じました。
現在は矢代秋雄のピアノ協奏曲がちょうど終わったところですが、この時代(1929年生)の日本の作曲家としては珍しく、日本的な情緒を全く感じさせない、洗練された曲だと思います(やはりフランス的)。CDで聴いていると見落としがちですが、非常に難易度の高い曲で、本日のピアニスト「河村尚子」も相当の実力の持ち主であることが分かります(上から目線!ですみません)。普段ショパンなどロマン派の曲をレパートリーとしているピアニストが、このように無機質?な演奏をすることに驚きを感じます。

公的年金の積み立て方式について

今回のショウノミクス(Vol.84)は、公的年金の積み立て方式について議論します。党首討論を見ていて感じたこととして、マクロ経済スライドの是非に注目が集まっているようですが、むしろ積み立て方式についても考えるべき時期だと思います。
現行の賦課(ふか)方式では、年金支給のための財源をその時の保険料収入からほぼタイムラグ無しで賄っていますが、今後支給対象者が大幅に増加し、保険料を納める現役世代の人数が急激に減少するため、マクロ経済スライドを適用して!いくら給付水準を減らしても?やはり無理があるように思われます。むしろ、自分で積み立てた金額を将来受け取るという積立方式(民間保険会社の個人年金のようなイメージです)に変更すべきではないでしょうか?その上で、足りない場合(年金メインで定年後に生計を立てていけない場合)は総合的な社会保障の枠組みで考える、すなわち医療費控除の拡大や給付金、生活保護などの組合せで対応するのが現実的ではないでしょうか?
賦課方式から積立方式に変更する場合は、最低でも50年、ややもすると100年近くを要する壮大な計画になりますが、そろそろ検討しても良いのではないでしょうか?もちろんインフレなど貨幣の実質価値維持をめぐる問題は考慮する必要があります。
もっとも、基礎年金部分は賦課方式を継続し、厚生年金部分に対して積立方式を採用する、という折衷案も考えられますが…この提案は、アベノミクスに代わって注目!を集めている?ショウノミクスの三本の矢にも含まれています(笑)。

お笑い芸人の金銭授受および闇営業について

こちらも間隔が空いてしまいましたが、本日のショウノミクス(Vol.83)は、世間を賑わせているお笑い芸人の金銭授受および闇営業の問題について取り上げます。
最初にカラテカ入江(この芸人は全く知りませんでした)が吉本興業を解雇され、その後雨上がり決死隊の宮迫(TVで見かけるのでさすがに知っていますが、彼の芸を面白いと感じたことは一度もなく、私が授業中に言うギャグの方がよっぽど面白いと思います)ら十数人が謹慎処分となりました。会社を通さない闇営業をやらないと売れていない芸人は給料が安いので生活していけない、など闇営業の是非が議論されていますが、これは論理のすり替えにほかならない、と考えます。
一番のポイントは(振り込め)詐欺グループのような反社会的勢力と付き合いがあった(すなわち宴席に出て、芸をして歌を歌って、お金を受け取った)ことであり、闇営業の問題は吉本興業の社内規定に違反するのかもしれませんが、本質的ではないと考えています。
それにもかかわらず、闇営業(この用語も変な感じで、定義から考えると「裏営業」と呼ぶべきではないか?)を前面に出して擁護するような同業者による発言はいかがなものか、と感じますし、謹慎処分を受けたほぼ全員の芸人が、詐欺グループとは全く知らなかった、とコメントしているのは、解せない点があります(もっとも、反社会的勢力と知っていて金銭を受け取った場合に解雇は免れないため、頑強に否認しているのかもしれませんが…)。今後の成り行きを注視したい、と思います。

2ヶ月ぶりのピアノ練習

連投になりますが、本日は約2ヶ月ぶりのピアノ練習(2-hours)を行いました。
8月9日(金)の夕方(または午後)に構内の食堂(もしくは教室)で計画している「ピアノリサイタル」に向けて、そろそろ練習時間を増やしていきたいです。
詳細は追ってご連絡致しますが、2年前の南日本音楽コンクール作曲部門の入選作品に加えて自作の短い新曲も披露する予定ですし、バルトークやハチャトリアンらのピアノ曲を演奏したいと考えています(以下の写真は、ハチャトリアンのピアノソナタ第2楽章の冒頭部分と練習スタジオの外観です)。
また、もしかしたら他の方々とのジョイントコンサートになる可能性もございます。

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教員研究室の引っ越し

ここのところ1ヶ月余り、あまりのバタバタで全く投稿出来ませんでした。
先週は建物の改修工事のため、教員研究室の引っ越しを行いました(当分の間、仮移転先で過ごす予定)。
ただ、荷物の片付けはこれからですし(下段の2枚は搬入前の写真です)、ネットが繋がらなかったり、電球が付かなかったり、異臭がしたり、トラブル続きで大変でした(呪われ部屋?に入ってしまったのかもしれません)。
現在の勤務先では、研究室の引っ越しがのべ4回目、自宅の引っ越しが2回、と非常に多く、段ボール恐怖症!になってしまいました(笑)。

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「愚行録・崩れる(貫井徳郎)」

間隔が空いてしまいましたが、令和最初の「しょうちゃんの読書日記パート33」は、貫井徳郎の「愚行録」「崩れる」で、この人の作品を読むのは初めてです。
「愚行録」は一家惨殺の被害者の知人や友人、親戚などが記者のインタビューに答える、という形を取っているのですが、登場人物がおかしな性格の人間ばかりで、後味の悪さが残りました。イヤミス湊かなえの男性版といったところでしょうか?
「崩れる」は、結婚生活をテーマにした8つの短編集で、ホラー的な色彩の作品が多く、「世にも奇妙な物語」に通じるような印象を持ちましたし、人間が壊れてしまう脆さも感じました。
仕事がどんなに忙しくとも、本(小説)を読む時間は大切にしたい、と考えています。

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(高齢)ドライバーによる死亡事故の防止策について

間隔が空いてしまいましたが、本日のショウノミクス(Vol.82)は、昨日の大津園児死亡事故など、最近立て続けに起こっている高齢ドライバー(の判断ミス)による痛ましい死亡事故の防止策についてです。まずは、免許更新の際に判断力など問題があるとされたドライバー(高齢者含む)の免許を強制力を持って取り上げるしかない、と考えます。
その際に問題となるのが、過疎地などの住民にとって車は生活の足であり、買い物などのために車を持っていないと生活出来ない(そのために高齢で判断力が鈍って怖いと感じていても運転せざるを得ない)という理由です。加えて、赤字路線の鉄道や路線バスなどが廃止されて極めて不便、という事情も多く挙げられています。
私の意見としては、路線バスなどの公共交通機関でなくとも構わないのではないか?と思います。例えば、路線バスは利用者の大半が沿線の住民であっても、それ以外の人も原則予約無しで乗車可能であり、そのために誰でもウェブサイトなどで運行スケジュールを閲覧出来ます(当然ですが…)。
もし利用者を沿線住民に限定したらどうでしょうか?バス停を設ける必要もなく、時刻表の一般公開?も不要ですので、費用も節約出来ます。地方自治体が買い物便として、マイクロバス(予約人数が少なければ乗用車でも可)を無料、もしくは実費などの廉価で運行したらいかがでしょうか?現にこのような交通手段を走らせている自治体も多いと思います。また、イオンなどこのような買い物バス便を走らせているスーパーマーケットもあり、市町村がスーパーなどに委託する、という方法もあると感じます。
話が少しそれてしまいましたが、免許更新の厳格化と自治体の費用負担による生活の足の確保が(高齢)ドライバーによる死亡事故を防ぐための有効な手段になる、と考えます。

ブラヒロシ「第4弾」(水産技術開発センター)

昨日は日帰りで水産技術開発センター(鹿児島県指宿市)に行っていました。どこも観光していないので、こじつけになりますが、大好評連載シリーズ?「ブラヒロシ」の第4弾にしたいと思います(今では本家のブラタモリよりも有名かも(笑)…)。
用務は赤潮調査や分析についての検討会で、私が数年来取り組んでいる赤潮予測に関する話題提供をしてほしいという名目で、水研センター(通称名)の方からお誘いを受けました。
確か訪問は3年ぶりくらいで、最寄り駅から研究所までのショートカット!の新しい道路が出来ていて驚きました。
朝一で授業を行ってから出向いたため、かなり疲れましたが、分野外の話を多く聞くことができ、非常に参考になりました。

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Mathematica講習会

本日は、毎年一回恒例?になっている数式処理ソフトmathematicaの学内講習会を受講しました。
以前は頻繁に使用していたのですが、近年は年数回程度しか利用しないため、知識をさび付かせないためにも、このようなトレーニング?の機会は重宝しています。
P.S. Wolfram Research Japan Inc.の方が、毎回教えに来てくれます。

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平成最後のピアノ練習を行いました

本日は平成最後の、そして新学期最初のピアノ練習を久しぶりに行いました。
バルトークのミクロコスモスVol.5-6を中心に一時間半のメニューでしたが、ハノンやチェルニーなどの練習曲は少なめです。
私の
ピアノリサイタルについて、かなり先になりますが、8月9日(金)(夕方もしくは午後)を候補に調整を始めたところです。
会場は、鹿児島大学キャンパス内の施設をお借りする予定ですが、現時点では未定で、他の日になる可能性もありますので、決定後にアナウンスさせていただけたら、と考えております。

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Dropboxの無料プランで台数制限導入

本年3月からDropboxの無料プランで同期可能なデバイス(PC, スマホなど)が、3台までに制限されることになりました。規約改正を全く知らず、送られてきた警告メールで気付きました。
慈善事業でないため、やむを得ないのかもしれませんが、やはりショックが大きいです。おそらく有料プランへの乗り換えを(無言のプレッシャー?で)促していることと推察しますが、月額1,200円および2,400円とかなり高いので、現在のところ乗り換えは考えていません。
これまでにリンク済みのデバイスはそのまま利用可能とのことですが、新たに追加が出来ないため、今後PCを購入した際にはOne Driveなどに移行するしかないのかな!と考えています。両方とも利用していますが、Dropboxの方が使い勝手が良いと感じているため、非常に困っています。なお、過去に同様の変更がなされたEvernoteについては、有料プランに加入しました。https://japanese.engadget.com/2019/03/14/dropbox-3/

大教室での統計学授業

本日の授業は、マイク利用の大教室(収容定員216名)です。
統計学の授業で百数十人というのは、講義形式でソフトウェア演習を行わないにせよ、少し多すぎるような気がします。
愛用のスヌーピーのバッグも経年劣化でよれよれになり、昨年度限りで引退予定!でしたが、他に代わりとなる選手?がいないため、一転して現役続行することになりました(笑)。

P.S. 内容に関する質問をいただいたため、この場をお借りして回答します。記述統計学及び推測統計学の基礎的事項を扱うオーソドックスな構成ですが、最尤法について少し触れることが特徴といえるかもしれません。

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2019年度(もうすぐ令和元年!)の前期授業が始まりました

今週から前期授業が始まりました(写真は授業前の無人教室での準備風景)。
本年度は水産資源学などの専門科目と数学の講義が減る一方、学部1年生対象の初年次セミナー(レポート作法やプレゼン手法などが主なテーマの学部混在型クラス)の授業が増えました。
また、所属部署の統計学担当教員が3月に突然退職したため、統計学科目の担当が増え、トータルでは負担増になっています。
健康には十分注意して、今年も何とか無事に乗り切りたいです(まだ始まったばかりなのに、弱気になっていますが…)。

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将棋世界2019年5月号

最新号は「中田功八段x佐藤天彦名人の師弟対談」「八王子将棋倶楽部のオーナー回顧録の連載シリーズ(第3回)」「順位戦最終局」など、興味深い記事が盛り沢山です。
順位戦最終局のレポートは、編集方針が変わった?ためか、昇級や降級に絡む対局を特に詳しく取り上げているようです。

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