連投になりますが、久しぶりのショウノミクス(Vol.81)は、O林組やS友商事などの有名企業で起こっている(氷山の一角!という噂も?)OB訪問時の就活生に対する暴行事件についてです。一番の問題は、加害者の若手社員が会社のネームバリューを勘違い!して、自分が何をしても許される?と感じたからなのかもしれませんが、ここではOB/OG訪問の必要性について考えてみたいと思います。
私は「OB/OG訪問は必要でなく、廃止すべき!」と考えます。入社数年程度の若手社員に対して(リクルーターと名付けて)第一段階の合否の権限を与えるというのは意味が無いばかりか、優秀な学生を(OB/OGの主観的な判断により)数多く落としている可能性もあります。サークルの先輩など面識がある方に話を聞くのはともかくとして、大学が同じというだけで見ず知らずのOB/OGを訪問するのは、本当に意味があることなのでしょうか?
一方で、企業側からみると、人事の人数が足りないため、やむを得ず続けている、という話も伺ったことがあります。そうであれば、新入社員が初任者研修後に配属される部門の管理職などが面接官をすれば良いだけの話だと私は考えます。現に、多くの企業で最終決定を「役員面接」に委ねていますが、役員達は主に人事の仕事をしている訳ではなく(取締役人事部長などは除く)、その時だけ面接を担当する訳ですので…
こちらも間隔が空いてしまいましたが、本年初めての「しょうちゃんの読書日記パート32」は、病院での長い待ち時間に読破した「白ゆき姫殺人事件(湊かなえ)」です。
ある会社の女性従業員がメッタ刺しの(灯油をかけられた)黒こげの遺体で発見されるという凄惨な殺人事件ですが、作者独特の「登場人物が順番に語っていく」という手法は、この小説でも踏襲されています。
巻末にSNSの時系列な投稿が資料?として掲載!されていて驚きましたし、無責任な人の噂は非常にこわいと思いましたが、女性の意地悪な(というのか、棘がある)言動が同性には容易に見破られるが、異性にはなかなか気付かれない、という状況が戦慄を覚えました。
P.S. 私も「人を見る目がない」と言われることが多いため、鑑識眼?を養わなければならない!と思います(笑)。