しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

お笑い芸人の金銭授受および闇営業について

こちらも間隔が空いてしまいましたが、本日のショウノミクス(Vol.83)は、世間を賑わせているお笑い芸人の金銭授受および闇営業の問題について取り上げます。
最初にカラテカ入江(この芸人は全く知りませんでした)が吉本興業を解雇され、その後雨上がり決死隊の宮迫(TVで見かけるのでさすがに知っていますが、彼の芸を面白いと感じたことは一度もなく、私が授業中に言うギャグの方がよっぽど面白いと思います)ら十数人が謹慎処分となりました。会社を通さない闇営業をやらないと売れていない芸人は給料が安いので生活していけない、など闇営業の是非が議論されていますが、これは論理のすり替えにほかならない、と考えます。
一番のポイントは(振り込め)詐欺グループのような反社会的勢力と付き合いがあった(すなわち宴席に出て、芸をして歌を歌って、お金を受け取った)ことであり、闇営業の問題は吉本興業の社内規定に違反するのかもしれませんが、本質的ではないと考えています。
それにもかかわらず、闇営業(この用語も変な感じで、定義から考えると「裏営業」と呼ぶべきではないか?)を前面に出して擁護するような同業者による発言はいかがなものか、と感じますし、謹慎処分を受けたほぼ全員の芸人が、詐欺グループとは全く知らなかった、とコメントしているのは、解せない点があります(もっとも、反社会的勢力と知っていて金銭を受け取った場合に解雇は免れないため、頑強に否認しているのかもしれませんが…)。今後の成り行きを注視したい、と思います。