しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

「愚行録・崩れる(貫井徳郎)」

間隔が空いてしまいましたが、令和最初の「しょうちゃんの読書日記パート33」は、貫井徳郎の「愚行録」「崩れる」で、この人の作品を読むのは初めてです。
「愚行録」は一家惨殺の被害者の知人や友人、親戚などが記者のインタビューに答える、という形を取っているのですが、登場人物がおかしな性格の人間ばかりで、後味の悪さが残りました。イヤミス湊かなえの男性版といったところでしょうか?
「崩れる」は、結婚生活をテーマにした8つの短編集で、ホラー的な色彩の作品が多く、「世にも奇妙な物語」に通じるような印象を持ちましたし、人間が壊れてしまう脆さも感じました。
仕事がどんなに忙しくとも、本(小説)を読む時間は大切にしたい、と考えています。

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