しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

モバイルノートPCのソフトインストール

短期出張用のウルトラモバイルノートPCを新しい機種に乗り換えました。
バッテリーが発火(炎上?)する可能性があるとのことが分かりましたが、リコールもせず本質的な解決策を示さないメーカーの姿勢に疑問を感じたことが一番の理由です。
空き時間を利用して断続的にセッティングを行い、ようやく使えるようになりましたが、ソフトウェアのインストールに思いの外、時間を要することが分かりました。
特に、USB接続の外付けディスクを利用した場合、DVDメディアからのインストールが必要なSASやISOイメージディスクの作成が必要なMATLABなど、容量の大きいソフトウェアが多く、ディスク内蔵のデスクトップPCに比べて、何倍も時間がかかります。
Pythonライブラリーのパス設定(これも細心の注意が必要)などと合わせて、かなりのエネルギーを費やしてしまったな、というのが率直な感想です。

決勝T進出に向けて(サッカーW杯日本代表チーム)

サッカーW杯の日本代表チームは、予選リーグの2試合を終えて上々の滑り出しですが、決勝トーナメント進出に向けて決して楽観は出来ないと思います。日本がポーランド戦に勝つか引き分けるかでO.K.なため、確かに有利な状況ではありますが、もし日本がポーランドに敗れた場合のことを考えてみますね。
日本が第3戦に負けても、セネガルがコロンビアに勝てば日本は決勝Tに進出できますが、問題はその他のケースです。仮にコロンビアがセネガルを破った場合は、セネガルと日本の2位争いが得失点差でまりますので(現時点では+1で同点です)、可能性は十分にあると考えます。
コロンビアvs.セネガル戦が引き分けに終わった場合、両者が決勝Tに進むことになります。第3戦は同時刻にキックオフですので、もし日本が前半で大量リードを許した場合などは、コロンビア対セネガル戦では両チームともに無理に攻撃せず、引き分け狙いで進むことも考えられます。Min-Max的(ナッシュ均衡的?)な考えになりますが、日本がポーランド戦の前半を同点もしくはリードして折り返すことが必要かと思われます。
そのためにも、先発ゴールキーパーは他の選手に代えてほしいですね。素人目に見ても川島はボールへの反応が鈍く、初戦、2戦目の両試合ともにミスで失点しているような気が致します。

ミクロコスモス(バルトークのピアノ曲集)

度重なる引っ越しの際に失くしてしまったものとばかり思い込んでいたバルトークピアノ曲集「ミクロコスモス(第5巻および第6巻)」がひょっこり出てきましたので、今日から練習開始です。
退屈!(というより苦痛?)なチェルニー30番の代わりに練習メニューに加えましたが、結構難しいですね。以前に全ての作品を弾いているはずですが、指が思い通りに動きませんでした。
ただ、3つのピアノ協奏曲や6つの弦楽四重奏曲を彷彿させるような作品もあり、改めてバルトークは素晴らしい作曲家だと感じました。
現代音楽の古典という言葉がぴったりで、4度の音階を重ねる対位法的な動きや調性音楽では禁じられている平行5度の和声など、私の曲作りにおいても大きな影響を受けております。f:id:hshono:20180623174533j:plain

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中間試験の採点がなかなか終わりません

今学期はまた担当コマ数が増えたため、中間試験の採点がなかなか終わりません(誰かに手伝ってもらいたいです!)。
トータルで数百枚の答案、科目および問題も数種類となり、非常にハードです。
採点を進めていくほど、答案用紙の山が増えていく!と感じる幻覚症状?にも見舞われています(笑)。
今回はまだしも、期末試験は実施から成績〆切までのスパンがとても短いので、今から心配です。

大学無償化に関する政府方針について

本日のショウノミクス(Vol.68)は、先日明らかになった「大学無償化」に関する政府方針を取り上げます。これまでに発表されていた方針との一番の違いは、支援対象を住民税非課税世帯(年収270万円)から年収380万円まで引き上げたことで(この差分については所得に応じて給付型奨学金の額を段階的に定める予定)、給付対象者数が拡大され、国公立大学のみならず、私立大学や短期大学、専門学校なども対象になるようです。
この方針には賛成ですが、問題はここからで、2点列挙します。1点目は、無償化対象となる大学に「外部理事の登用」を義務付けている点です。現在国公立大学では文科省出身者の理事の数が増えていますが、私立大学では必ずしもそうなっていません。そこで、私立大学が無償化対象に選ばれるためには「文科省OBの天下り」を積極的に受け入れるように!と無言?の圧力をかけているようにも感じられます。
2点目は「実務経験がある教員が、卒業に必要な単位数の1割以上の授業科目を担当する」という条件です。これも「実務経験」の定義が明らかになっておらず、「卒業要件の1割以上」という条件も曖昧な部分が多いです。うがった見方かもしれませんが、これも「文科省からの出向を積極的に受け入れよ」「文科省の意に沿った人材を(一例ですが、研究業績や教育経験などの有無にかかわらず)教員にどんどん登用せよ」ということかもしれません。
無償化の対象者拡大自体は良い面が多いと考えていますが、どさくさに紛れて奇妙な条件を付け加えないでほしい、と思います。

www.nikkei.com

今月初めてのピアノ練習(2018年6月)

本日は、今月初めてのピアノ練習です。
間隔が空いてしまったため、やはり左手がうまく動かず、チェルニーで慣らし運転ですが、おぼつかない感じです。
レッスンも再開したいのですが、なかなか時間が取れず、今日の練習も(曲作りを含めて)1hourしか出来ませんでした。

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書籍の執筆依頼について

本日午後は、メジャーな理工系出版社の編集者が訪ねて来られました。本の売り込み(教科書採用のお願い)かと思いましたが、統計学の入門書を書きませんか?という執筆依頼でした。
他の出版社の先約があり既に書き始めている(けれども遅々として進まず)と説明したところ、それが終わってからで結構ですし、気長に待ちますので!と言われたため、締切期限を設けない無期懲役?ということでお引き受けすることにしました。
フリーの統計パッケージR、もしくは近年流行のプログラミング言語Pythonを使った本が良いのでは?という展開になりましたが、まずは作成中の教科書を数年程度で書き終えてからでないと(これも厳しい状況)、先のことは考えられない感じです。

日大アメフト部の危険タックル問題

今週のショウノミクス(Vol.67)は、日大アメフト部の危険タックル問題を論じます。スポーツ界のことは(苦手分野であり)良く分からないのですが、取りあえず2点指摘しておきます。
最初は、内田前監督と井上前コーチが記者会見でなぜ本当のことを言わなかったのか?、すなわち、当事者であるM川選手の会見と矛盾するような受け答えをしたのか?、ということです。別に擁護するつもりは毛頭ありませんが、刑事訴追を受けたくなかった、という自己保身に尽きる、と考えています。指示を出した!と言ってしまったら、その後の警察の取り調べで否定しても矛盾点を突かれて厳しい結果になるのでは?と判断したのではないでしょうか(自業自得のような気もしますが…)。
次は、(日大アメフト部を強豪チームに育て上げた)篠竹元監督が天国で泣いている、などというマスコミのセンチメンタルな論評についてです。彼は確かに名監督だったのかもしれませんが、監督の部員やコーチへの暴力はその頃からあった、というよりは当時の方がひどかったようですので、学生との強い絆があれば鉄拳制裁が許される、などという論調には疑問を感じますし、いかなる理由があっても体罰は許されないはずです。
それにしても、日本で唯一の危機管理学部を持っていながら、危機管理が全く出来ていない、というのは、珍しいですよね!

大学授業料などの「出世払い奨学金」について

今回のショウノミクス(Vol.66)は、政府・Z民党が検討している大学授業料等の「出世払い」奨学金についてです。これは大学などの高等教育の授業料や入学金等を在学中に国が立て替え(おそらく無利子で!)、卒業後個々の所得などに応じて返済していく仕組みです。私は、以下の2つの理由により、この方針に反対です。
1点目は、学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金制度との重複や類似点が多い、という点です。現在の奨学金の無利子貸与の割合を大幅に増やし、かつ必要以上の額を貸し付けない、すなわち、入学金、授業料、生活費など、国立vs.私立、自宅生vs.下宿生のパターンに応じて、モデル金額を設定する、さらに卒業後の無理な返済を迫らないようにし(現状の強引な取り立てを中止する)、個々の事情に応じて毎月(毎年)の返済金額や完済までの返済期間を柔軟に設定する、そうすれば「出生払い」奨学金を創設?しなくとも十分ではないか?と私は考えます。
2点目は、現在住民税の非課税世帯に限定している「給付型」奨学金(現行の入学金および授業料の減免措置も含む)の対象者を大幅に増やしていくことが...、「出世払い奨学金」よりもはるかに効果的ではないか?と考えています。そうすると、1点目とも合わせて一定規模の税金投入は避けられないため、全ての高等教育機関を対象とするのは現実的ではなく、自助努力を怠っている組織等を除外するなどの線引きは必要かと思いますが、一律の「出世払い」奨学金よりは有効だと感じています。経営難の大学救済のためにこのような制度を創設、実施することは本末転倒ですし、「出世払い」奨学金の原案では世帯年収の制限が1,100万円と緩くなりすぎていることも問題だと思います。
最後に、話は変わりますが、大学の授業料というのは不思議なことに横並びになっているのですね。文系と理系、そして学部による違いはありますが、私立でも大学間の差異はかなり少ないように感じました。稿を改めて議論したいと思いますが、このような状況は本当に適切なのだろうか?と疑問に感じます。

高度プロフェッショナル制度の問題点

だいぶ間隔が空いてしまいましたが、今週のショウノミクス(Vol.65)は、政府与党が強引に成立させようとしている高度プロフェッショナル制度(通称:高プロ法案)についてです。
これまでも何度か断片的に取り上げていますが、コンサルティングや研究開発など年収1075万円以上の専門職に対して労働時間の規制を撤廃する、という私に言わせれば「とんでもない法案」です。もしこの法案が成立してしまうと、ずさんな労働調査データのせいで今回提出を断念した「働き方改革関連法案」の中核をなす残業時間の上限規制やインターバル規制(残業後の終業から始業までに一定のインターバルを設定する方法)を含む労働基準法改正案などが全部ふっとんでしまうほどの恐ろしい?破壊力!を持っています。
というのは、法案成立後に政財界は適用職種の大幅な拡大と基準年収の大幅な引き下げを目論んでいるからです。現にS崎前厚労相は「小さく生んで大きく育てる」などと意味深なことを言っていますし、経団連幹部も「将来的には年収400万円以上(の労働者)を対象にしたい」と発言しています(もしそうなると、新入社員などを...除きほとんどの会社員に対して残業時間の規制がなくなり(すなわち無制限に働かせ放題)、残業代が一銭ももらえないことになります)。
また、適用職種の拡大についても、裁量労働制の対象範囲の広がりを見るまでもなく、一旦成立してしまうと営業職や企画職などの汎用的な仕事も含まれるようになる、と私は考えています。さらに恐ろしいことに、一部の新聞やTVなどのメディアが使っていた「残業代ゼロ法案」などのネーミングも、政府Z民党に睨まれたためか?最近はめっきり見かけなくなってしまい、A倍内閣が争点隠しに躍起になっていることが、すなわち会期末のどさくさに紛れて成立させてしまおうとしゃかりきになっていることが見て取れます。
野党の皆さんに対しては「おそば」の問題(もり・かけ疑惑の追求)よりもはるかに重要性の高い「高プロ法案」の成立を阻止するため、問題点の議論など全力で取り組んでほしいです。

今年度2回目のピアノ練習

本日は今年度2回目のピアノ練習です。
間隔が空いてしまったためか、案の定、指が思い通り動かない感じです。
今年中か今年度中にちょっとしたリサイタルを開きたいと考えているため、出来るだけ定期的に練習しようと思います。

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「天龍院亜希子の日記(安壇美緒)」

今週の「しょうちゃんの読書日記パート26」は、図書館本の「天龍院亜希子の日記(安壇美緒)」です。
人材派遣会社(ブラック企業?)で正職員として働く27歳の男性社員田町が主人公で、彼の職場での人間関係や毎日の仕事などの日常を描いています。天龍院亜希子なる珍しい名前の女性は直接物語には登場しませんので、状況設定(ストーリー)が「桐島、部活やめるってよ」と少し似ているかもしれません。
話は変わりますが、小泉政権で労働者派遣法の規制緩和がなされて、人材派遣業の対象職種が大幅に拡大したため、労働環境が急激に悪化して貧富の差が広がった、と私は考えています。
そのため、小泉内閣で幹事長や官房長官を務めた(すなわち当時の経緯を傍で見ていた)A倍首相が現在強引に進めている高プロ法案(高度プロフェッショナル制度:年収1075万円以上の幾つかの専門職に対して労働時間の規制を撤廃する法案)は、絶対に成立させてはならない、と考えます(一旦導入されてしまうと、年収基準が引き下げられて対象職種が増加する、つまり対象者が急増することは火を見るよりも明らかですので…)。

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「かがみの孤城(辻村深月)」

こちらも間隔が空いてしまいましたが、今年度初めての「しょうちゃんの読書日記パート25」は、「かがみの孤城辻村深月)」です。
不登校の女子中学生がかがみの中で出会った同じような境遇の中学生達と交流を深めていく物語ですが、スムーズに感情移入出来たこともあり、いろいろなことを考えさせられました。
ただし、このようなバーチャルな世界を描いたおはなしは、どうしてもリアリティに欠けるため、マイナス1点で星4つです。

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世間を騒がせた女性問題に対する批評

だいぶ間隔が空いてしまいましたが、今週のショウノミクス(Vol.64)は世間を騒がせた3つの女性問題に関する批評です。
最初はF田財務次官のセクハラ問題で、これは一発退場だと思います。本人の往生際も悪く、事後対応もひどいため、これ以上のコメントはありませんが、A生財相の「F田にも人権がある」という言い分には違和感を覚えました。そもそも人権というのは、弱い者の立場を守るためにあるのではないでしょうか?
次は、TOKIOのY口達也メンバーの強制わいせつ事件です。記者会見の様子やその後の顛末を見ても、どうも釈然としません。芸能人に対する「メンバー」という呼称もどうかと思いますが、購読している読売新聞では「容疑者」となっていました。ジャニーズ事務所との間にトラブルでもあったのでしょうか?
最後はY山新潟県知事の援助交際辞職についてです。道義的に非難されるのは当然としても、上記2つと異なり法律違反はしていないので、辞職しなければならないほどの重大問題なのか、個人的には疑問を感じます。相手の方々もY山氏から現金を受け取った上に情報を週刊誌に売って報酬をもらっているため、それなりの対価は得ていると考えます。出直し選挙で原発推進派が当選した場合は柏崎原発の再稼働もありうるため、T電の高笑いが聞こえて来そうです(当選後に手のひらを返したM反園鹿児島県知事などとは異なり、本来の主張はともかくとして、Y山氏の原発に対するスタンスは一貫していたと思います)。辞職は残念ですが、国政選挙などでの捲土重来を期待したいですね。