しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

「天龍院亜希子の日記(安壇美緒)」

今週の「しょうちゃんの読書日記パート26」は、図書館本の「天龍院亜希子の日記(安壇美緒)」です。
人材派遣会社(ブラック企業?)で正職員として働く27歳の男性社員田町が主人公で、彼の職場での人間関係や毎日の仕事などの日常を描いています。天龍院亜希子なる珍しい名前の女性は直接物語には登場しませんので、状況設定(ストーリー)が「桐島、部活やめるってよ」と少し似ているかもしれません。
話は変わりますが、小泉政権で労働者派遣法の規制緩和がなされて、人材派遣業の対象職種が大幅に拡大したため、労働環境が急激に悪化して貧富の差が広がった、と私は考えています。
そのため、小泉内閣で幹事長や官房長官を務めた(すなわち当時の経緯を傍で見ていた)A倍首相が現在強引に進めている高プロ法案(高度プロフェッショナル制度:年収1075万円以上の幾つかの専門職に対して労働時間の規制を撤廃する法案)は、絶対に成立させてはならない、と考えます(一旦導入されてしまうと、年収基準が引き下げられて対象職種が増加する、つまり対象者が急増することは火を見るよりも明らかですので…)。

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