しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

日大アメフト部の危険タックル問題

今週のショウノミクス(Vol.67)は、日大アメフト部の危険タックル問題を論じます。スポーツ界のことは(苦手分野であり)良く分からないのですが、取りあえず2点指摘しておきます。
最初は、内田前監督と井上前コーチが記者会見でなぜ本当のことを言わなかったのか?、すなわち、当事者であるM川選手の会見と矛盾するような受け答えをしたのか?、ということです。別に擁護するつもりは毛頭ありませんが、刑事訴追を受けたくなかった、という自己保身に尽きる、と考えています。指示を出した!と言ってしまったら、その後の警察の取り調べで否定しても矛盾点を突かれて厳しい結果になるのでは?と判断したのではないでしょうか(自業自得のような気もしますが…)。
次は、(日大アメフト部を強豪チームに育て上げた)篠竹元監督が天国で泣いている、などというマスコミのセンチメンタルな論評についてです。彼は確かに名監督だったのかもしれませんが、監督の部員やコーチへの暴力はその頃からあった、というよりは当時の方がひどかったようですので、学生との強い絆があれば鉄拳制裁が許される、などという論調には疑問を感じますし、いかなる理由があっても体罰は許されないはずです。
それにしても、日本で唯一の危機管理学部を持っていながら、危機管理が全く出来ていない、というのは、珍しいですよね!