しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

森友学園問題

2016年度(会計年度)最後のショウノミクス(Vol.35)は籠池泰典氏の証人喚問を含む森友学園問題についてです。今回取り上げるポイントは3点です。
最初は昭恵夫人が公人か私人かという点ですが、これは省庁から4人の職員が秘書として出向しており、給与が国から支払われている以上、明らかだと思います。ただし、このような議論に時間を費やすことは、与党・野党いずれにとってもナンセンスだと考えます。
2つ目は、昭恵夫人から籠池理事長に百万円が支払われたか否か、という点ですが、これは正直理解できない印象です。何故ならば、お金の流れが逆ではないか、とも考えられるからです。この点については野党の方々にきちんと調査、そして追求していただきたいと考えますが、本当に重要なポイントはこの問題ではないはずです。
3点目は土地価格の算定問題ですが、なぜ短期間に8億円もダンピングされてしまったのか、という問題です。結果的に森友学園側が定置借地権付き賃貸契約から土地購入に切り替える主要因になった訳ですから、この問題が一番本質的で、どのような忖度(そんたく)?が働いたのか、野党の皆さんにはしっかり質問していただきたい、と思います。しかし、同種の構造は(経営者がA部総理と米国留学中に同級だった)加計学園の愛媛ルート(岡山理科大学獣医学部開設に伴う今治市による土地の無償譲渡問題)など、森友学園問題よりも土地の評価額が高額なケースが他にも挙げられており、きちんとした解明がなされるべき、と考えています。