しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

M反園氏の川内原発再稼働に対するスタンス

今週2度目のショウノミクス(Vol.34)は、M反園鹿児島県知事の川内原発再稼働に対するスタンスについてです。知事選期間中に反原発を訴えていたのはご承知の通りですが、彼は本来原発推進論者ではないか、と私は考えています。時系列に記憶をたどっていくと、当初現職の他にK産党系の候補者がおり、一本化出来ないと勝ち目がないため、やむを得ず再稼働反対の文言を入れて政策協定を結んだのだと思います(さすがに反原発を盛り込まないと協定は結べないはずです)。しかし、色が付きすぎると保守系の票が逃げていくため、すなわち保守層にもウイングを広げていかないと当選が覚束ないため、原発については極力争点にせず、だんまりを決め込んだのだと感じます。このような戦略?が功を奏し、見事当選したのですが、県議会で多数を占めるZ民党と仲良くしないと自分の立場が危うくなる、言い換えればリコールでも起こらない限り4年間は知事の身分が保障されるため、協定を反故にして(自分には止める権限がない、などという逃げ口上で)再稼働容認に転じたのだと思います。
このように考えると、彼はJapan First(←America First)でも、鹿児島県民ファースト(←都民ファースト)でもなく、自分ファーストの人間なのかな、という印象を持っています。実は、選挙期間中からある種の胡散臭さを感じていたのですが、消去法で票を入れてしまいました(私の周囲でもそのような人が多いと思いました)。後は、原発推進論者と言われていながら反原発を訴えて当選した、柏崎原発を抱えているY山新潟県知事がどう舵を切るか、に注目しています。長文かつ辛口のコメントですが、ご容赦下さい。