しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

給付型奨学金制度について

今回のショウノミクスは、政府が検討している「給付型奨学金」についてです。趣旨は良いと思いますが、住民税非課税世帯かつ各高校で(最低)1名というのは、条件が厳しく対象人数を絞り込みし過ぎではないか、と思います。もう少し広範囲に行き渡るような制度設計が出来ないものでしょうか?さらに、上記とは別枠で高校からの推薦を受け付けるとのことですが、現状では基準が曖昧で不透明です。高校での成績(内申点?)を重視する、ということになれば、不公平さが残ってしまうのではないでしょうか?また、私立下宿、国公立下宿および私立自宅、国公立自宅というカテゴリー分けは妥当だと考えますが、月額4万円、3万円、2万円というのは(いくら生計の足しにという考えでも)少ないような気がします。財源不足ゆえに総枠(対象人数x支給金額)が増やせないという事情は理解出来るのですが…(財源として)先般議論されているような「扶養控除の縮小」という方法も一案ではないか、と思います。もっとも、小さくスタートして状況をみながら徐々に拡充していく、という方針ならば、出発点としては合理的なようにも感じられます。