しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

トランプ氏の政策について

今回のショウノミクスは、ペンディングになっていた?トランプ氏の政策に関するコメントです。日本が関係する国際的な問題を中心に、内政についても少し触れたいと思います。まずTPPについて、彼は大統領就任初日にTPPを離脱する、と言っていますが、これは日本にとって必ずしも悪いことばかりではない、と思います。無条件の関税撤廃?(これは極端ですが…)のような理念が先にある訳ではなく、多国間や二国間の外交交渉で項目(製品)毎の取り扱いを決めるようなシステムが果たして効果的なのか、個人的には疑問を感じます。2点目は日米安保の問題です。彼は在日米軍の規模縮小(基地撤退?はさすがに非現実的だと思います)に言及していますが、その意図について慎重に見極める必要があると思います。すなわち、本気で引き上げを計画しているのか、それとも日本側の経費負担を増やすための手段なのか、ということです。これは、諸外国の情勢と合わせて総合的な判断が不可欠だと思います。最後はオバマケアについてですが、これは廃止すべきではない、と考えます。確かに膨大な経費が毎年必要ですし、共和党が伝統的に小さな政府を指向してきたことは良く知られていますが、国民皆保険制度の創設は米国の長年の悲願でもありますし、トランプ氏の主要な支持層である富裕層以外の白人労働者の考えとも異なると考えています。