しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

小選挙区制度の問題点

甘利前大臣の問題について擁護するつもりはないし、賄賂に関しては断罪されるべきと思いますが、小選挙区制度ではまともな人とだけ付き合っていては当選できない、ということは国会議員経験者の方から聞いたことがあります。この制度になってから議員が小粒化し、外交や教育など特定の問題に秀でたスペシャリストが育ちにくくなっていると感じます。また、有権者の意思の反映(死票の多さ)という観点からも問題があると思います。例えば、ある選挙区で「A候補-8万票、B候補-6万票、C候補-4万票、D候補-2万票」の得票があったとします。定数3の中選挙区では全体の9割の意見が国政に反映されますが、定数1の小選挙区では半数以下の4割しか反映されません。そろそろ小選挙区制度について再考すべき時期に来ているのではないでしょうか?