しょうちゃんの読書日記パート42は約1年振りで、前回に引き続き吉村昭の作品です。花火は後期の15編の短篇集で、文庫本などに収録されていて以前に呼んだことがある作品も幾つか含まれていました。
初期のように人の死を題材にした小説ばかりではありませんが、それでも人の生死について、死をめぐる人間関係について考えさせられる作品が多かったですし、長編の歴史小説とは少し違った切り口のように感じられました。
作者は学生時代に結核で療養しており、終戦後間もない時期に肋骨を切除する大手術を受けているそうですが、ストレプトマイシンも既に出回っていたはずなので、当時の日本では入手が難しかったのかもしれません(彼の私小説風の作品には、この手術の話が頻繁に出てきます)。
甲子園歴史館
甲子園球場の隣にある甲子園歴史館に行ってきました。原則写真撮影可なのでたくさん撮りましたが、一部エリアを除きSNSへの投稿禁止(インターネット上への公開禁止)と書かれていました。
展示は、阪神タイガースゾーンと高校野球ゾーンに分かれており、前者では選手が実際に使っていたバットやスパイクなどの実物が珍しく感じました。また、戦前や戦後すぐのタイガース創成期の選手紹介パネルが印象に残っています。後者では、過去の名勝負のダイジェストVTRが面白かったですが、ドカベンや巨人の星など、高校野球を扱った漫画の紹介パネルも興味深かったです。
関西に来てまだ間もないですが、私はすぐに広島ファンから阪神ファンに転向?しました。ちなみに、ユニフォーム姿での試合観戦が一般的なのは阪神ファンと広島ファンの2球団とのことです。
武庫川女子大学に異動しました
私事で恐縮ですが、3月末日で広島工業大学を退職し、2023年4月1日から武庫川女子大学に異動しました。
広島工業大学では主に工学部で数学科目を教えていましたが、武庫川女子大学では新設の社会情報学部で統計学の講義やRによるデータ分析、Pythonプログラミングや機械学習関連などのデータサイエンス科目を担当する予定です。
社会科学系の組織は初めてですので、授業や研究指導を通じて勉強し、知識の習得に結び付けていけたら、と考えております。また、水産資源解析や海洋環境分野の研究もサイドワークとして細々と続けていきたい、と思います。
これまでの皆様のご厚情に深く感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬご指導の程どうぞよろしくお願いいたします。
父の病気と母の介護
久しぶりの投稿ですが、父が1月下旬に脳出血で倒れて入院しています。幸い命に別状はなく、リハビリも順調ですが、退院までもう少し時間がかかりそうです。驚いたことに、母の認知症がかなり進んでいて、一人では生活出来ない状況になっていました。
兄妹は全員家で面倒を見られる状況にはなく、短期的に東京の妹の家で過ごしていましたが、偶然空きが見つかったグループホームに入所してもらうことにしました。両親の要介護認定(母は区分変更の再認定)の申請も行いましたが、父の退院後の生活をどうするかを考える必要があり、要介護認定の結果次第の側面もありますが、頭が痛いです。にわか勉強ですが、介護施設や介護を取り巻く状況にはいろいろな問題があることが分かってきました。やはり、高齢の両親の介護の問題は避けて通れないですね。
デスクトップPCの故障(起動しない)
いつも使っているデスクトップPCのうちの1台が急に故障し、起動しなくなりました。起動時にメーカーやWindowsのロゴも表示されず、起動直後にセーフモードやBIOS設定画面にも移行出来ません。ファンは回っているようですが、モニターはno signalのままのため、ハードディスクの不具合ではないか、と考えています。
確か5年間の出張修理無償サポートに加入していたことを思い出し、確認したところ、数年前に有効期限切れになっていました。製造終了後一定期間経過しているため、部品の供給をしておらず、有償修理も対象外の機種になっておりました。
Windwos10を積んでいる唯一のデスクトップPCのため(他にWin10のノートPCは一台あります)Windows11で動作しない古いソフトウェアを幾つか入れており、仕事に多少の支障をきたしています。いずれにしても7-8年は使用しているため、経年劣化でやむを得ないような気がします(復旧はあきらめました)。
共通テスト数学問題の主観的な講評
時間的な制約ゆえに自分で解いた一部の問題のみ取り上げます。まずは数ⅠAから、箱ひげ図や四分位数など「データの整理」の問題は易しいのですが、後回しになりがちな単元のため、結構差がついたと思います。バスケットボールのシュートを題材にした放物線の問題ですが、あまりに説明文が長すぎます。難易度は平均的だと感じますが、もう少し簡潔にできなかったのでしょうか?
次に数ⅡBですが、直線や2次関数の定積分の問題について、日々の気温を測定し、累積がしきい値を超えたら開花するという設定ですが、リアリティに欠けると感じました(数ⅡBの微分積分は多項式しか取り扱えないため、やむを得ないと思いますが…)。統計の問題は意外と細かい設問だと思います。高校ではt分布を扱えないため、標本数nが十分大きい場合に母標準偏差を標本標準偏差で置き換えて正規近似する手法ですが、十分大きい(共通テスト問題ではn=400)という表現は曖昧で釈然としません。講義の教科書にも同様の記述があり、スキップしてt分布を取り上げています。
最後の数列と漸化式の問題ですが、分かりやすい題材でした。例えば期間一年の定期預金を毎年継続するに当たって、金利が変動しないという条件下では、金利を元本に組み込む元利継続ならば等比数列、元本のみ継続する場合は等差数列になります(金融関係の方も多く、釈迦に説法で恐縮です)。今回は前者のみでしたが、両者を比較する設問もあろうか、と思います。それにしても、金利1%というのはうらやましいですね(笑)。
最後に、英語も少し解いてみました。標準的な内容ですが、この分量で80分は、短すぎます。少なくとも100分は欲しいですね!
本年最初のピアノ練習
横浜出張<ブラヒロシ第11弾>
久しぶりのブラヒロシは、本日からの横浜出張です。昨年と同じ用務(水産資源評価の外部レビュアー)で、ほぼ1年振りに来ています。会議終了後、何人かの元同僚にお会いすることが出来ましたが、皆さんお元気そうで何よりです。今日のホテルは部屋が広くて明るく、結構新しく、久しぶりの?当たりだと思いました。
P.S. 私が担当する対象魚種や系群は、昨年度と異なります。