久しぶりに
NHK「
クラシック音楽館」を見ています。本日は、日本人作曲家による1960年以降のピアノ独奏曲(4はピアノと弦楽器、5と7はピアノとオーケストラ)を特集しています。作曲された年代
からして全て現代音楽ですが、プログラムは以下の通り(小品を除く):
1は冒頭から明解な12音技法の主題で、彼には珍しい楽曲です(昨年末からちょうど音取りをしていたところですが、打楽器的な要素が強いです)。2の武満さんの曲も(3と並んで)
ジョン・ケージの影響を受けているように感じました。3は無機質で、聴いているだけでは分からないのですが、実は超絶技巧の難曲です。4はまるでロマン派、7は一見古典派のような感じで、独特の旋律です。5は五音音階的な
ヘテロフォニーで面白く、6は
ショパンの「子犬のワルツ」にウィルスが入ってしまったという設定に驚きました。有名な曲が多いですが、演奏される機会は少ないため、大変参考になりました(プロのピアニストの演奏は全然違いますね)。