しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

新型コロナウィルスによる肺炎の流行にかかわる全国一斉休校について

間隔が空いてしまいましたが、今回のショウノミクス(Vol.89)は昨日A倍首相が急遽打ち出した「新型コロナウィルスによる肺炎の流行にかかわる小中高等学校等の全国一斉休校」について議論します。最初に聞いたときは、一瞬耳を疑いました。
小学校低学年等の子供がいる家庭で親が働きに出られなくなる人がどれほどたくさんいるのか、試算したのでしょうか?在宅勤務(テレワーク)が可能な企業はごく一部で、多くの中小企業や小売・サービス業などでは難しいことを(本日新たに?打ち出した有給休暇の取得促進なども含みます)理解しているのでしょうか?期末テストなどを実施せず、どうやって3学期の成績をつけるのでしょうか?入試シーズンですが、受験生へのケアをどうするのでしょうか?さらに、春休みを過ぎても感染が収まらない場合、休校を無期限に続けるのでしょうか?
なお、感染が流行していない地域も多い中で、全国一斉休校は感染を防ぐ効果がどのぐらいあるのか、はたしてシミュレーションをしたのでしょうか?また、多方面からの批判を受けてのことか、本日になって「柔軟な対応を」と修正しましたが、それならば初めからこのような要請をすべきではなかった、と感じます。あまりにも急な決定で、休校までの日数も少なく、現場の混乱は予想をはるかに超えると思います。A倍首相の一連の言動は行き当たりばったりで、ぶれまくりで、マイナス面の影響の方がはるかに大きい、と私は考えます。そもそも、この期に及んでも、中国全土からの入国を禁止にしていません。
私だったら、検査体制を充実させた上で、感染流行が判明した地域の学校を 1週間単位で休校にします。このような比較は無意味かもしれませんが、新型インフルエンザが一部地域で流行している際に、全国一斉休校を実施するのか、という観点で考えてみました。最後に、大学も多忙なシーズンですが、FBやブログの投稿をしたかったため、音声認識を使ってみました。この文面もそうですが、長文のメールや定型的な文章の下書きを音声入力で試しています。まだまだ変換の訓練が必要ですが、時短につながると期待していますし、口述筆記?をしていると、作家になったような気分です(笑)。