しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

安倍元首相の国葬について

久しぶりのショウノミクス(Vol.118)は、安倍元首相の国葬の是非について取り上げます。私はどちらかと言えば反対ですが、一番の問題は決定に至るプロセスだと思います。「内閣府設置法を根拠とし、閣議で決定」というのは、あまりに拙速かつ乱暴だと感じます。やはり予算委員会などを開いて議論し、事前に国会の承認を得ることが必要だったのではないか、と考えています。
実は岸田首相の発言はかなりブレており、最初は「在任中6回の国政選挙で勝利に導いた」などという理由も挙げていました。それならば、なぜ自民党葬にしないのか、と私は強い疑問を感じました。その後このような説明を封印しているため、推測ですが、おそらく周囲の方に注意されたのではないでしょうか?
また、岸田首相は、ハリス米副大統領など海外から要人が多数来日するため、弔問外交が重要になると説明し、ハリス副大統領の名前を連呼?していますが、それこそニューヨークでの国連総会の方が出席者もはるかに多い訳ですので、そちらが適切ではないでしょうか。実際、エリザベス女王の葬儀に参列したバイデン大統領は来ないため、説得力に欠けると思います。今から中止にはならないと思いますので、費用も含めて事後の詳細な検証が必要と考えます。