しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

9月入学・新学期スタート案について

本日のショウノミクス(Vo.98)は、ここ数日記事を賑わしている9月入学・新学期スタート案について議論します。正直私も賛否を決めかねていますが、導入する場合の注意点を3点程列挙します。
最初に、小中高等学校、専門学校、大学や大学院、幼稚園に至るまで、全て5ヶ月後ろ倒しにしなければならない、という点です。例えば、2014年4月2日から2015年4月1日までに生まれた子供は本年4月から小学生になりましたが、これを2020年9月からに、すなわち6歳5ヶ月以上7歳5ヶ月未満の子供が小学校に入学することになるため(中高大学なども同様!)、法改正が必要になります。
2点目は、幼稚園や小学校の入学から大卒・院卒者の就職まで、全て一括で同時期に変更しなければならないため、影響が大きいです。大学のカリキュラム改訂などで行われている年次進行での変更は無意味で、一例ですが、次の入社式は2021年9月で統一しなければなりません。従って、就活スケジュールも大幅見直しが必要になります。
最後に、本当に夏休み、お盆頃までに新型コロナが終息するのか、という懸念です。もし感染流行が収まらなかった場合でも再変更は出来ません。この点の見極めが重要ではないでしょうか?