しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

「オーダーメイド殺人クラブ(辻村深月)」

こちらも久しぶりですが、今回の「しょうちゃんの2017読書日記パート16」は辻村深月さんの「オーダーメイド殺人クラブ」です。
中学生が主人公(信越地方?のある中学校が舞台)で殺人は起こりませんが(ネタバレですみません)、後味の悪さを少し感じました。
具体的には「クラスカースト!」などに通じる概念が頻繁に登場しているように感じましたし、文中には描かれていませんが「学校裏サイト」などで見られるような考え方(記述?)が散りばめられているような気も致します。
現在の子供たちの人間関係は昔に比べると結構複雑で、微妙なバランスの上に成り立っているように思った、というのが率直な感想です。

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