しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

映画「3月のライオン」

「しょうちゃんの2017読書日記パート10」は、初めての試みですが、小説ではなく映画「3月のライオン(前編・後編)」です。昨年の「聖の青春」を見逃してしまったため、将棋ファンの私としては「3月のライオン(実写版)」を楽しみにしていました。ラストの展開を除き原作にほぼ忠実でしたが、細かい点はいろいろと工夫しているようで、大友監督の才能を感じた作品でした。ネタバレになりすみませんが、ひなちゃんイジメの首謀者(高城?)や三日月堂3姉妹の父親(誠二郎?)はものすごく頭にきたので、キャストがぴったりだったと言えるかもしれません。特に、ひなたのイジメのシーンは胸が締め付けられる思いでした。
原発関連も含めて、最近イジメの記事が頻繁にメディアに取り上げられていますが、個人的には子供の学校でのイジメより大人の職場でのイジメ(嫌がらせ)の方がよっぽど陰湿だと思います。そして、そのような大人に子供のイジメを非難する資格があるのか、という点も大いに疑問に感じます。リンちゃん事件が起こったからという訳ではありませんが、昔から良く言われる「大人の言うことを(しっかり)聞きなさい」という言葉の庄野流現代語訳は「(大人といってもいろいろあるので一概には言えないが)基本的には大人の言うことを信じてはいけません」といったところでしょうか?私自身もこの教え?を率先して実行しています(単に人の言うことを聞かないだけかもしれませんが(笑)…)。

f:id:hshono:20180330141518j:plain