しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

新型コロナウィルスの特効薬について

今回のショウノミクス(Vol.112)も前回に引き続き新型コロナの話です。ワクチンが通常プロセスの一部を省略する特例承認なども含めて続々出てきている一方、特効薬の開発があまり進んでいないような気がして、ずっと疑問に感じていましたが、ワクチン接種率や接種人数の集計を見て、個人的には合点がいきました。
ワクチンは日本だけでも数千万人という多数の人が接種予定ですが、治療薬は新型コロナの患者さんのみで、多くが重症度や症状などの制約条件があり、投与回数も限られるので、収益が期待出来ない、すなわち膨大な開発費用を回収出来ない可能性もあり、二の足を踏んでいる側面があるのではないか、と考えています。
そのような観点からすると、既存薬のコロナ転用が一つの鍵になると思われます。既に認可されている薬もそうですが、ノーベル賞受賞者の大村博士らが開発したイベルメクチンの日本での治験に期待しています。