しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

新型コロナの5類感染症への分類変更の是非について

今回のショウノミクス(Vol.114)は、標記の問題について論じます。オミクロン株は感染力が高い反面、重症化しにくい傾向があるため、この問題が再び議論されているようです。私の考えは、今後治療薬、特に飲み薬が多く流通して入手出来るようになった場合、という条件付きですが、5類に変更したら良いと思います。
最初に、5類に格下げした場合はインフルエンザなどと同様に国や地方自治体による感染者の追跡や実態の把握がしにくくなるという点については、保健所の業務圧迫とのトレードオフで、人的資源が限られている以上、私は後者を避けるべきという立場です。
次に、第5類になると治療費が自己負担になる点ですが、特例で新型コロナの陽性者の治療費を国が負担すれば良いだけの話ではないでしょうか。ワクチンや治療薬の特例承認を連発している現状で、治療費だけ特例に出来ないことはないのでは?と個人的に感じます(もしかしたら法改正などが必要かもしれませんが…)。
最後に、治療薬がある程度普及して第5類に分類変更した場合は、一般病院やクリニックなどでの診察が可能になりますので、検査を実施せずに新型コロナ(オミクロン株)と診断する、などといういささか乱暴な方法は避けられるのではないか、と考えます。