しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

獣医学部認可に関する総理発言

本日のショウノミクス(Vol.43)は、自民党が惨敗を喫した東京都議選の期間中のA倍総理の発言で、私が非常に気になった点について論じます。
森友学園や加計学園の疑惑、共謀罪法案の強行採決、I田防衛相の問題発言等の様々な要因で自民党にお灸を据えるべき、と考えた都民が多かったと思いますので、直接は選挙結果に影響していないかもしれませんが、「(加計学園のみならず)獣医学部を全国展開していく」という総理の発言は、とても奇異に感じました。
獣医師については、その数を喫緊かつ大量に増やさなければならないほど需要と供給のバランスが崩れている状況ではないはずですが、いくら加計隠し?とは言え、後先や影響度(発言の重み!)を考えずに短絡的なことを言ってしまって良いのか、彼の首相としての資質に対して正直疑問を感じます。
このようなことを言い出したら、医師や薬剤師はどうなのか、看護師や介護士は数が足りているのか?逆に弁護士や公認会計士は数が多すぎるのではないか?等、他にも多くの国家資格に対応する職業があり、獣医師のみを取り上げる、すなわち特別扱いするべき理由は見当たらないはず、と私は考えます。