今日は基礎水産資源学(学部2年前期)の講義を行いました。第3回目で幾分慣れてきましたが、学問として体系化されていない点に難しさを感じます(この点は数学や統計学と異なる部分かもしれません)。主要なテキストや他大学の類似科目のシラバスには一通り目を通しましたが、内容はまちまちでしたし、水産資源解析学は特にソフトやハードの進歩にともなって流行の手法の移り変わりが目まぐるしく、本に載っている方法が既に時代遅れになっていることも珍しくありません。学生に「勉強しなさい」というからには、学ぶ価値がある内容(習得に値する知識や項目)を取り上げなければならないので、教員の責任は重大です。自分の知識や経験、価値観に基づいて授業を構成するより他に手段は無いのかもしれませんね。