しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

昨日の読書日記の続き

昨日(1/26(金))の「しょうちゃんの読書日記パート22」について、幾つかの質問を含めてそれなりの反響があったため、少し補足させて下さい。実は、私が村上世彰著「生涯投資家」の全ての内容を肯定的にとらえている訳では決してありません。
例えば、巨万の富を築き上げた億万長者が、参加した地域清掃のボランティア終了後に配られるおにぎりや飲み物に感激するのだろうか?極端な例(穿った見方)ですが、A倍総理が行くような超高級レストランに毎日通うことだって可能なはずです。
また、企業への投資とNPO(非営利団体)への投資の違いは、リターンがお金か、それとも受益者の「ありがとう」の笑顔かの違いで本質的ではない、との記述は、さすがに綺麗事のように感じられます。村上ファンド事件についても、本に書かれていない(→書けない)ことがたくさんあるのかもしれません。
それでも、すなわちこのようなことを差し引いても、やはり日本経済への貢献度は計り知れないものがあると思いますし、今までに投資した企業への株主提案も(やり方が荒っぽい点は否めないですが)まっとうな意見、正論が多いと考えています。