しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

藤井聡太棋士の将棋タイトル八冠達成

将棋の藤井聡太棋士の八大タイトル全冠制覇は、いくら実力が抜きん出ているとはいえ、タイトル戦の開催時期などタイミングも関係するため、本当に素晴らしいことだと思いますし、全タイトル独占も羽生義治七冠以来27年振りです。
ただし、昨日の王座戦第4局は、オンライン中継を終盤から見ていましたが、藤井さんが大苦戦していました。秒読みが続いていましたが、対戦者の永瀬さんが4二金から自然に押し切るのだろう、もしかした4二金の時点で藤井さんは投了するかもしれない、などと考えていたら、いきなり5三馬と着手しました。これでも詰みなのだろう、と思ったら、解説者が詰まないと慌てだし、AIの形勢判断が大逆転を示し、永瀬さんもすぐに悪手に気付いて、髪の毛をむしって頭を抱えたので、大変なことになったと感じました。
 なぜ、このような「一手ばったり」の逆転劇になったのだろうか、プロの指し手としては考えにくいです。藤井さんは終盤が桁外れに強いので「一手も間違えてはいけない」というプレッシャーから、永瀬さんは大悪手を指してしまったのかもしれません。人間同士の勝負は本当に何が起こるか分からないと思いました。