しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

将棋世界2021年2月号

近くに書店がなく、買いに行く時間がないことも多いため、定期購読にしました。藤井聡太二冠のインタビュー、豊島二冠の竜王戦防衛(第4, 5局)、勝又教授による居飛車振り飛車の対抗形講座、相掛かりの付録など、今月号も盛りだくさんの内容です。
 
竜王戦は、豊島二冠がタイトル戦に久々登場の羽生九段を4勝1敗で破りましたが、内容は豊島竜王の完勝だったように感じます。時の流れは残酷ですが、今後羽生九段が4強といわれている豊島、渡辺、永瀬、藤井の各氏に対して1回の対局で勝つことはあってもタイトル戦で勝利するのは難しいような気がしますので、あと1つに迫った羽生先生のタイトル100期の道のりは険しいと思います。
仮に羽生九段の勝つ確率を1/3、豊島竜王の勝つ確率を2/3として試算すると、先に4勝する必要がある竜王戦のような7番勝負で羽生九段が勝利を収める確率は約17%、1日制のタイトル戦5番勝負(先に3勝した方が勝ち)でも約21%ですので、決して不可能ではないと思いますが、数字上でも厳しいのでは、と考えています。
 
本年は新型コロナ感染症の流行で大変な年でしたが、いろいろとお世話になりました。皆様、良いお年をお迎え下さい。

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