しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

「泣き虫しょったんの奇跡(瀬川晶司)」

今回の「しょうちゃんの読書日記パート29」は、「泣き虫しょったんの奇跡」です。現在公開中の映画の予習?も兼ねて、読んでみました。
将棋のプロ棋士養成機関である奨励会を年齢制限で退会後に会社員(システムエンジニア)として働きながらアマチュア棋戦で活躍し、故花村元司九段以来約60年ぶりに実施されたプロ入り編入試験に合格し、晴れてプロとなった瀬川晶司五段の物語です。その後アマチュアのプロ入り編入試験は(2種類のルートで)制度化され、今泉健司四段が続いています。
感想として、プロ編入試験のパイオニアとなり、プロ入り後にフリークラスという任期付き契約社員のような状況から、C級2組の順位戦を戦うことが出来る正社員の立場になったことはすごいと思いますが、奨励会時代に、年齢制限が迫っているのに遊んでばかりいて将棋の勉強を熱心にしなかったのか、疑問に感じる部分もあります(厳しい言い方かもしれませんが…)。
もっとも、それだけプレッシャーが厳しいのかもしれません。

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