しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

森友学園の文書改ざん問題

今回のショウノミクス(Vol.62)は、森友学園の文書改ざん問題を取り上げます。主なポイントは、1. 佐川前国税庁長官の証人喚問の是非、2. 本当に責任があるのは誰なのか(官僚・政治家)?の2点です。
まずは先週の証人喚問ですが、こうなる(i.e.「刑事訴追の可能性があるため、お答え出来ない」のオンパレード)ことは容易に想像出来たはずですので、これは野党側の戦略ミスだと考えます。結果論ですが、最初に参考人招致で感触を掴んでから(佐川氏の回答を分析した上で)証人喚問を行うべきだったと思います。偽証が罪に問われる可能性がある、というのは諸刃の剣で、必ずしも良い面ばかりではない、と感じました。
次に誰に責任があるのか?という点にですが、これは問題の経緯を時系列に並べて、それぞれについて当時の役職とマッチングしていけば、容易に把握できると考えます。例えば、国会審議でO田理財局長に「民主党内閣でN田元総理の秘書官をしていたため、自民党を陥れる答弁をしているのか」などと奇妙な質問をしていた議員がいましたが(これには私もさすがに呆れました)、彼は現在理財局長のため答弁せざるを得ないだけで、責任はそれほど重くない、と思います。官僚で責任が重いのは、佐川氏および彼の前の理財局長であるS田氏だと考えます。
また、A生財務大臣にしても然りです。野党は責任を取って大臣を辞任すべき!等と追求していますが、本当に悪い人間は彼ではなく、夫婦揃っておかしな言動をしていながらまるで人ごとのような言い訳をしているA倍首相だと思いますので、速やかに辞任(すなわち内閣総辞職)すべきだと考えます。