しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

与論再考

今回のテーマは「与論再考」です。3/2-3に訪問した与論島で見聞きしたことなどを備忘録も兼ねてまとめてみました。
まずは、自転車で走っていて感じたことですが、誰も住んでいない家屋が非常に多いと思いました。これらのほとんどが1980年代の観光客が多い時期に民宿等を営んでいた建物とのことです。その後は観光客が減り、ここ十数年の間に大型ホテルが数軒廃業したそうです。
その1つ、廃墟となった6階建てのホテルの前を自転車で通りました。更地にするのも費用がかかり、出来ないとのことです。
現在も島には仕事が非常に少なく、農業や水産業、観光業がメインとのことですが、与論マラソンの宣伝効果等もあり、ここ数年観光客は増えているようです。それに伴って新しい宿泊施設も幾つか出来(私が泊まった宿もその1つ)、明るいきざしもあるようです。
また、教育環境も恵まれており、中高一貫で実質試験無しで高校へ進学出来るようです。与論高校は1クラス約40名の少人数学級ですが、例年3割前後が国公立大学に進学し、これは鹿児島の離島で一番の進学校である奄美地区の大島高校よりも高い割合だそうです(大島高校は選抜試験をパスした学生が通学しているため、与論高校とは状況が異なります)。
取り留めのない話で恐縮ですが、明るい話題にも少し触れることが出来て救われた、というかホッとしたのが正直な感想です。