しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

地方議会の活性化策

半月ほど間隔が空いてしまいましたが、本日のショウノミクス(Vol.59)は地方議会における議員のなり手不足の問題を取り上げます。
まず最初に地方議会といっても、都市部の県議会や市議会のように議員報酬が高額で競争率も高いケースと、有名になった?高知県大川村のような過疎地の町村議会を「一緒くた」にしてはならない、と考えており、今回は後者について議論します。
この問題の方向性としては、大別して2つの考え方があると感じており、1点目は議員の兼業を推奨、前提とする考え方です。その場合、報酬を増やす必要はありませんが、議員定数は大幅に増やす必要があり(本業での議会欠席が予想されるため、定足数を満たすためにはこのような措置が必須だと思います)、夜間や休日に議会を開催する等の出席率向上の方策が重要です。
2点目は、法改正が必要な兼業は許可せず、専業で専門性を持った議員の育成を目指す方策です。この場合、生計を立てていくためにも(過疎地の町村議会等における)議員報酬の大幅な増額は避けられない、と考えますし、お手盛り、との批判を浴びる可能性がある議員年金制度の復活や任期終了後の退職金割り増し等にも踏み込んでいかざるを得ない、と考えます。いずれの方策が有効なのか?は各自治体の状況に大きく依存すると思われますが、地方議員のみならず地域住民の総意(としての賛同)が得られるような具体策を考えていく必要性を感じます。