しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

「おじさん的思考(内田樹)」

こちらも間隔が空いてしまいましたが、「しょうちゃんの2017読書日記パート17」は内田樹氏の”「おじさん」的思考”です。タイトルを見るギョッとしますが、著者特有の癖のある?現代社会に対する鋭い批評なども含めたエッセイになっています。
以下に印象に残ったフレーズを引用します。少しオーバーですが、「人間の幸福とは何なのだろう」と考えさせられました。
(就職希望の学生に私がいつも言うことがある。それは企業の知名度や資本金と「職場が楽しい」ことの間には何の関係もない、ということである。責任感があって、勤務考課が公正で、仕事のできる上司がいて、ゆかいな仲間がいれば、どんな単純作業であっても仕事は楽しい。
逆に、無責任で不公平で仕事のできない上司と、感じの悪い同僚に囲まれていれば、「クリエイティブ」で「先端的」で「ソフィスティケイトされた」仕事をしていても、ぜんぜん楽しくない。)

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