しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

アクティブラーニングと反転学習

今回のショウノミクスは、私の本業とも関係する教育方法についてです。現在「アクティブラーニング」や「反転学習」等の新しい?方法が流行していますが、本当に有効なのでしょうか?まずは、授業と自学自習(予習復習)の内容(役割)等を入れ換えた反転学習ですが、効果的なケースはそれほど多くないのでは?と感じます。例えば、数学や統計学では社会人対象の講義等で有効に作用することはあるのかもしれませんが、通常では難しいように思います。また、アクティブラーニングでは、双方向ということを意識してか、グループワークやディスカッション、プレゼンテーション等を取り入れるケースが増えていますが、これは必ずしも良い面ばかりではない、と考えています(e.g. プレゼンのスキルは必要ならば会社に入ってからの訓練で身に付くと思いますので、まずは内容の充実に努めるべきだと思います)さらに、中には教員の講義準備の負担軽減を目的とした導入事例も存在しているように感じられます。いずれにしても、知識の習得がメインの科目ではアクティブラーニングの導入により教授できる内容(項目)が格段に減ってしまいます。(もちろんアクティブラーニングを全否定するつもりはなく、理念を理解してTPOに応じて使用すれば有用だと思いますが…)ちなみに、アクティブラーニングを利用しない授業は何と呼べば良いのでしょうか?反対にした「ネガティブラーニング?」では意味をなさないですので「ポジティブラーニング」が良いと思いますが、意味が曖昧な気もします。個人的には「ショウノミクス」に続いて「ポジティブラーニング」も流行語になれば良いと思いますが(笑)…