しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

「第三者」という言葉の使い方

本年最初のショウノミクスは「第三者」という言葉の使い方についてです。プロの将棋棋士のスマホ疑惑について、第三者委員会は「三浦九段に不正(の証拠)は無かったと結論付ける一方、緊急事態ゆえに出場停止処分はやむを得なかった」と述べていますが、疑わしきは罰せずと矛盾するため、後半部分には違和感を感じます。将棋連盟から多額の報酬をもらって調べている以上、苦言を呈することは可能でも、依頼者との全面対決は出来ないように思います。このようなケースでは「第三者」と表現して良いのでしょうか?
また、M添前東京都知事が辞める/辞めないで揉めていた際には、彼が第三者にきちんと調べてもらう、と発言していましたが、友人の弁護士に頼んで、おそらく「問題無し」と言ってもらうために「第三者」という言葉を使っており、不快感を覚えました。もしかしたら、当事者でないという意味で第三者と説明したのかもしれませんが、こちらも読者をミスリードする可能性があると考えます。