しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

国際漁業委員会による水産資源評価に関する記事

本日のショウノミクスもメディアの記事に対するコメントです。最近、国際漁業委員会による水産資源評価に関する記事が新聞やTVなどで取り上げられることが多くなっています。
しかし(以下の記事も含めて)多くの場合に載せている資源の絶対量の年トレンドについて、「推定値」という断り書きが抜けています。"No one knows the truth!"にもかかわらず、正しい説明でないとあたかも真実だと思い込む読者が存在すると思いますので、やはりミスリードの可能性があると考えます。さらに、計算の仮定、すなわちIf..., then...文のIf節の部分(条件設定)について、最小限の記述が無いと提示された年トレンドがone of themだと言うことも読み取れません(仮に掲載する資源量の推定年トレンドが漁業委員会で合意されたものであるならば、その旨を紹介すれば良い、と考えます)。おそらく執筆者はレクチャーを受けて理解していると思われますが、背景も含めて正確な情報を伝えるべき、と考えています。