しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

天皇陛下の生前退位の問題

今月最初のショウノミクスは、天皇陛下の生前退位の問題についてです。苦手分野のため一般的事項のみですが、ポイントは2点です。一つ目は、有識者会議等で議論する内容の範囲です。1)現在の問題のみ焦点を合わせるのか、2)今後起こりうる可能性がある状況を念頭に一般的な話を進めていくのか、3)ハイブリッドで考えるか、です。その点を明確にすれば流れが押さえやすくなりますし、一例ですが1)を選択した場合は女性天皇等の論点は除外することが出来ます。2点目は有識者会議のメンバー選定についてです。皇室典範の制度や思想等に精通した専門家にお願いすること議論がまとまらない、という理由で、彼ら彼女らはヒアリングに回し、財界関係や政治学者等に落ち着きましたが、非専門家にすると本当にまとまるのでしょうか?私の印象として、通常の状況では両者の違いは少ないと思います。ただし、仮に議論がうまく収束せず、事務局がたたき台を出してきた場合には、当てはまるような気もします。審議会や委員会を走らせながら、並行して政府・官邸主導で、ということは近頃よく行われているようですが、このような思想や歴史観などが大きな位置を占める問題にはそぐわないように思います。