しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

プロ棋士vs.PCソフトの将棋対局

プロ棋士vs.PCソフトの将棋対局「第1期電王戦第2局」は、第1局に引き続いてPONANZA(ソフト)が山崎八段に勝ち、コンピュータの勝利に終わりました。将棋ソフトは矢倉でもやはり強いですね。
気の早いマスコミは「羽生名人と将棋ソフトの対決か」と言っていますが、これは第2回叡王戦(エントリー制によるプロ棋士トーナメント)に出場することが決まっただけで、ソフトとの対決のためにはトーナメントに優勝する必要があります。もちろん羽生さんが最有力候補には違いないと思いますが、優勝するためには予選および本戦での6連勝が必要です。羽生名人の通算勝率約7割2分を使って試算してみると(0.72)^6=0.139(約14%)となり、決して楽観視出来る状況ではありません。
しかし第1回はエントリーしていなかったため、人工知能(深層学習)の現場を訪ねて考えが変わったのかもしれませんね。私も羽生さんが出演した5/15のNHKスペシャルは興味深く拝見しました。余談ですが、羽生名人の英語が上手なことに感心しました。海外対局で現地の人とうまく意思疎通出来なかったことがきっかけで、忙しい合間を縫って英会話に通っていたそうです。