しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

巨大地震による家屋の倒壊を防ぐ方法

今週のショウノミクスは、巨大地震による家屋の倒壊を防ぐ方法についてです。地震直後は人命救助が最優先ですが、少し時間が経つと家の問題(被害を受けた自宅に住み続けられるか?修繕費や二重ローンの問題等)に関する心配が増えてくると思います。地震保険は確かに有効ですが、保険料が高く補償額が少ないという欠点もあり、加入率は低いままです。今回の熊本地震では(1978年の宮城沖地震を受けて策定された)1981年の新耐震基準を満たす住宅の被害が少なかった一方、それ以前の古い家屋の被害割合が高かったという現実を踏まえて、新基準を満たすための改修費用の現状の行政による助成割合である23%(耐震診断の助成は総額の3分の2)を大幅に引き上げ(e.g. 80-90% etc.)、改修等に関わる自己負担額を減らす施策が必要と考えます。また、センサー(人工知能)を活用して、耐震診断に関わる費用を削減することが住宅のみならず大型ビル等でも効果的と感じます。なお、連続型の大型地震に対応するためには新耐震基準の見直しが必要かもしれませんし、新築住宅への適用は可能と思います。