しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

同一賃金同一労働の問題について

本日のショウノミクスは、「同一賃金同一労働」の問題についてです。ここ数日複数の新聞に取り上げられており、非正規雇用の賃金を現状(正規の半分程度)から欧米なみの7-9割程度への引き上げを目指す方向で、と書かれています。もちろん実現すれば良いと思いますし、これに伴い正社員の賃金引き下げがあってはならないとされていますが、ベアもままならない状況では多くの企業(や経済団体)が反対するのでは、と考えます。私が危惧するのは、人件費総額を抑制するために正社員の賃金を引き下げる会社が増え、政府もこの動きを黙認するのではないか、ということです。消費税率アップや公的年金のマクロ経済スライドの家計への直撃が避けられないため、まずはパート・アルバイトを含む非正規雇用の待遇改善(最低時給を千円にetc.)を切り離して先行実施すべきではないでしょうか?どさくさにまぎれて、沈静化した解雇ルールの見直しやホワイトカラーエグゼンプションの議論が再燃しないか心配です。