しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

「桜を見る会」に関する疑問点について

授業準備に忙殺されて今回も間隔が空いてしまいましたが、本日のショウノミクス(Vol.87)は、「桜を見る会」に関する3つの疑問点についてです(最新情報でない点はご容赦下さい)。
まず最初に内閣府で取りまとめた最終版出席者リストの保管が1年未満とのことですが、一方で前年と違う方を招待すべき!との見解を政府高官が示しており、出席者リストが無ければどのようにして以前に呼んだ方かどうかを判断するのでしょうか?
次に、シュレッダーの予約について、いくら高性能の機械?だとはいえ、数分程度で終わる作業が本当に予約制だったのか?もし予約制だったとしても、GWをはさんで2週間も待たなければいけなかったのか?短時間勤務の障害者の職員云々などという説明を持ち出すところをみると、5月9日にM本議員の質問通告を受けて慌てて処分したと考える方が自然だと思われます。
最後に「シンクライアント方式!(今年の流行語大賞?になるかもしれません)」だから個々の端末に残っておらず、サーバーのデータを消去後は復元出来ない、とのことですが、これも諸説あるようです。仮にこの答弁が正しいとすると、国家機密などを含め、重要書類のバックアップを取っていないことの方がよっぽど問題だと思いますが、いかがお考えでしょうか?

建築工学科の卒論中間発表

久しぶりの投稿になりますが、本日は所属する建築工学科の卒研中間発表会があり、空き時間にちょこっと見に行きました。
建築では設計分野があり、模型など非常に興味深かったです。
前任校では生物学や統計学、語学や体育などの教員が集まって旧教養部の現代版?のような組織(共通教育センター)を構成していましたが、現在の勤務先では教養系を含む全ての教員がどこかの学科に所属するシステムを取り入れており、いずれの方式も一長一短があるように感じました。

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お店などでの質問に関する対応

最近、お店や銀行、役所などで店員や行員、係員に質問した際、即座に「分かりません」と答えが返ってくることが何度かありました。中には「自分、バイトなんで」などと、聞いてもいない情報を提示!されることも複数回経験しました。
私も必要があってたずねているため、少しは考えてほしいと思いますし、分からないのであれば、せめて上司に聞いてみるなどしてほしいと感じます。「地域にかかわらず、最低時給を1,000円以上にすべき」という某政党の提案に原則*賛成していますが、こういったことが続くと考えてしまいます。
注*)時給UPで立ちゆかなくなる中小のお店が多くあることは承知していますので、雇用に対する政府や地方自治体の補助金、という形でまかなうより他に方法はないと考えます。

消費税増税の軽減税率に関わるキャッシュレス決済の割引

間隔が非常に空いてしまいましたが、今回のショウノミクス(Vol.86)は消費税増税の軽減税率に関わるキャッシュレス決済の割引(ポイント還元など)について議論します。私の結論は効果が限定的な方策であり、消費税と無関係?なキャッシュレス決済に制限したことが一番の問題である、と考えています。
中小の小売店の救済措置といいながら、カード決済やスマホ決済などのシステム導入に多大な費用がかかるため、また多段階の税率に対応したレジの新調(しんちょう)など慎重(しんちょう)に見極めているお店が多いため、十分に恩恵を受けられていないという現状が挙げられます。ポイント還元等の申請を見送ったり、消費税率アップを機に廃業したりするお店も多いとのこと、誰のための割引か分からなくなっている感じです。さらにコンビニについていえば、対象となるのが大手3社(7-11・ローソン・ファミマ)とMini Stopの4社であり、中小コンビニは蚊帳の外です。また、これを好機と捉えたPayPayやR-Payなどのスマホ決済の会社が攻勢に乗り出しており、混迷を極めています。スマホ決済は安全性の面でも課題があり、セブン・ペイが短期間で撤退したことは記憶に新しいところです。
このような施策は即刻廃止すべき、と思いますし、継続する場合には、決済方法に関わらず売上高○○○円以下などの中小店舗のみを対象とすべきではないか、と個人的には考えています。

異動のご挨拶

2019年度後期から広島工業大学工学部建築工学科に異動することになりました。鹿児島大学在職中はいろいろとお世話になり、深く感謝しております(皆様に厚くお礼申し上げます)。
鹿児島大学では、水産学部時代は水産資源解析学、共通教育センターでは基礎統計学を主に担当していましたが、今後は微分積分学線形代数学などの数学科目を中心として工学系特有の数学も受け持つ予定です。数学科出身とはいえ、数学科目教授の経験値がそれほど高くないため、ゼロから勉強の毎日です。
研究面では引き続き水産資源解析学や生物統計学をメインに、医薬品や疫学、計量経済など水産以外の統計学の応用研究や数理統計学の理論研究にも手を広げていけたらと考えています。
各種手続きや引っ越し作業、後期の授業準備などで最近は全く投稿出来ませんでしたが、「ショウノミクス」や「しょうちゃんの読書日記」なども少しずつ再開していきたい、と思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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前期の採点作業がなかなか終わりません

お盆休みは、帰省先で大量!の期末試験とレポートの採点に格闘?することになりそうです。
昨日(8/9(金))夕方のピアノリサイタルのために、水曜日、そして木曜日と採点を中座?して、ピアノの練習に出かけてしまったため、こうなることは分かりきっていたのですが…
いつの間にか答案枚数が増えているように感じるのは気のせいでしょうか?
それとも幻覚症状(笑)??

本日(8/9(金))のピアノリサイタル第一部の内容変更

当初は音楽専修の学生さんの演奏を予定していましたが、教員採用試験の真っ最中ということもあり、出演が難しいことが分かりました。そこで、私が有名な曲のイントロを弾きながら、バロック音楽(バッハ)や古典派(ベートーベンなど)、ロマン派(ショパンなど)、印象派ドビュッシー)を経て現代に至るまでの作風の変遷を概説したい、と考えています。なお、第二部の曲目は変更ありませんので、よろしくお願いします(プログラムは下記をクリック)。
https://www.kagoshima-u.ac.jp/information/2019/07/post-1442.html
日時:2019年8月9日(金)18:00~(1時間程度)(開場17;30-)

会場:鹿児島大学教育学部食堂エデュカ(郡元キャンパス)
(予約不要・入場無料(懇親会は別途)・学外の方も大歓迎)。

ピアノリサイタルのお知らせ

8月9日(金)18時から鹿児島市でピアノリサイタルを行います。関心をお持ちの方のご来場を心よりお待ちしております(予約不要・入場無料(懇親会は別途)・学外の方も大歓迎)。
日時:2019年8月9日(金)18:00~(1時間程度)(開場17;30-)
会場:鹿児島大学教育学部食堂エデュカ(郡元キャンパス)
大学のHPの広報に掲せていただけることになりました(下記をクリック)。
https://www.kagoshima-u.ac.jp/information/2019/07/post-1442.html 

前期の期末試験およびレポート採点について

私の勤務校では今週後半から来週にかけてが前期の期末試験週間になっています。
試験答案数百枚およびレポート数十枚の採点を短期間で行わなければならず、お盆休みを全て返上しても終わるかどうか非常に微妙な感じです。
試験が終了した科目、そしてレポートの提出期限が来た科目から採点を始めており、本日も朝から作業していますが、暑さのためか、CPUE(作業効率)はなかなか上がらず大変です(笑)。

かんぽの不適切契約問題について

こちらも間隔が空いてしまいましたが、今回のショウノミクス(Vol.85)は「かんぽの不適切契約問題」について取り上げます。二重(新旧の重複)契約、新規契約に際して旧契約解約後に無保険期間を設定、被保険者の変更に伴う解約返戻金の大幅カット、などとやりたい放題ですが、18万3千件(おそらくもっと増えると思います)と言われる不適切契約の大半は営業職員の報奨金システムが招いた問題であり、高齢者を狙い撃ちしていることからも、非常に罪が重い所業では!と考えています。
社長などの経営トップがこのような問題を最近まで認識していなかった、ということも信じられない点であり、K泉政権で郵政民営化が行われてから、もっと言えば郵政民営化が決定した時点から、このような不正契約(不適切契約)は行われていた、と考えられます。なぜならば、郵政民営化前後の時点において既に信じられないような安い基本給での営業職員を大量に募集していたことを私も記憶しており、不適切な方法で歩合給を稼がないと生活していけないのではないか?と感じていました。
なお、経営陣は「本年度の保険契約に関するノルマをやめる」と表明していましたが、これもおかしな話で、まずやらなければならないことは報奨金(歩合給)のシステムを全面的に見直し、契約者の不利益にならないように改めるべきだと考えます。いくら今年度のノルマを中止しても、ほとぼりが冷めるのを待って、次年度から現行システムのノルマを復活したら、また同じことが起きるだけではないか?と感じます(このようなことはなく、十分に検証してきちんと改善されると思いたいですが…)。

ピアノリサイタルのお知らせ

8月9日(金)18時から鹿児島市でピアノリサイタルを行います。関心をお持ちの方のご来場を心よりお待ちしております(予約不要・入場無料(終了後の懇親会は別途)・学外の方も大歓迎)。
日時:2019年8月9日(金)18:00~(1時間程度)(開場17;30-)
会場:鹿児島大学教育学部食堂(地図JPEGファイル参照)
プログラム:詳細は下記の案内JPEGファイルをご参照下さい

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統計学とデータサイエンスの違い

本日は統計学とデータサイエンスの違いについて考えてみたいと思います。
私が以前に感じていたのは、入力を1単位変えた時の出力の変化の度合いが分かるという要因分析やルール抽出が可能なのが統計学、という考えです。流行の深層学習は予測性能が高いがブラックボックスなので当てはまる部分もありますが、樹形モデルは簡単なif...then...文でルール抽出が可能です。
昨日のシンポジウムで出ていたのは、特定の確率分布に基づく推論が統計学という意見で、もっともだと思いましたが、教師付きニューラルネットの一種であるradial basis function networkやkernel法など分布形を用いることもありますし、セミパラメトリックな手法はどうなのか?と疑問に感じる点もあります。
私の理解は両者に明確な違いはなく、統計学という言葉は古めかしい印象を与えがちだが、「データサイエンス」「データサイエンティスト」というネーミングはかっこいい!ので、最近多用されているのではないか?ということです。
近々データサイエンス検定が始まるそうですので、統計検定の問題と見比べてみたらその違いが分かるかもしれない、と考えています。

ブラヒロシ「第5弾」(九州大学日新プラザ)

こちらも間隔が空いてしまいましたが、連載シリーズ「ブラヒロシ第5弾」は、福岡市になります。本日は「データサイエンス教育に関するシンポジウム」参加のため、九州大学日新プラザに日帰り出張してきました。
九州地区を中心に十数校のデータサイエンス教育の責任者や授業担当者が結集?して自校の取り組みについて紹介し、私も所属機関の現状について発表(話題提供)をしました。他校の取り組みは大変参考になりましたが、大学全体として総力を挙げてシステマティックに進めているところが多く、ちょっぴりうらやましさも感じました。
統計学」と「データサイエンス」の違いについてなど、自分がこだわり(一家言)を持っている内容もありましたが、またの機会に議論させていただけたら、と考えています。
こういった場合は、食べることしか楽しみがないのですが、午前中の別件の打合せを終えて、お昼は天神で途中下車して水炊きのお店に(TVで見て一度行きたいと思っていました)、夜は(体調がすぐれなかったため懇親会をパスして)博多駅近くの焼き餃子のお店に行き、早めに帰宅しました。

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