しょうちゃんのつれづれ日記

日々のお仕事、趣味の将棋と音楽関連(ピアノ・作曲)、読んだ本の感想および社会問題や国内外の政治・経済等に対する批判的な論評(ショウノミクス)などの内容が中心になります。

「愚行録・崩れる(貫井徳郎)」

間隔が空いてしまいましたが、令和最初の「しょうちゃんの読書日記パート33」は、貫井徳郎の「愚行録」「崩れる」で、この人の作品を読むのは初めてです。
「愚行録」は一家惨殺の被害者の知人や友人、親戚などが記者のインタビューに答える、という形を取っているのですが、登場人物がおかしな性格の人間ばかりで、後味の悪さが残りました。イヤミス湊かなえの男性版といったところでしょうか?
「崩れる」は、結婚生活をテーマにした8つの短編集で、ホラー的な色彩の作品が多く、「世にも奇妙な物語」に通じるような印象を持ちましたし、人間が壊れてしまう脆さも感じました。
仕事がどんなに忙しくとも、本(小説)を読む時間は大切にしたい、と考えています。

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(高齢)ドライバーによる死亡事故の防止策について

間隔が空いてしまいましたが、本日のショウノミクス(Vol.82)は、昨日の大津園児死亡事故など、最近立て続けに起こっている高齢ドライバー(の判断ミス)による痛ましい死亡事故の防止策についてです。まずは、免許更新の際に判断力など問題があるとされたドライバー(高齢者含む)の免許を強制力を持って取り上げるしかない、と考えます。
その際に問題となるのが、過疎地などの住民にとって車は生活の足であり、買い物などのために車を持っていないと生活出来ない(そのために高齢で判断力が鈍って怖いと感じていても運転せざるを得ない)という理由です。加えて、赤字路線の鉄道や路線バスなどが廃止されて極めて不便、という事情も多く挙げられています。
私の意見としては、路線バスなどの公共交通機関でなくとも構わないのではないか?と思います。例えば、路線バスは利用者の大半が沿線の住民であっても、それ以外の人も原則予約無しで乗車可能であり、そのために誰でもウェブサイトなどで運行スケジュールを閲覧出来ます(当然ですが…)。
もし利用者を沿線住民に限定したらどうでしょうか?バス停を設ける必要もなく、時刻表の一般公開?も不要ですので、費用も節約出来ます。地方自治体が買い物便として、マイクロバス(予約人数が少なければ乗用車でも可)を無料、もしくは実費などの廉価で運行したらいかがでしょうか?現にこのような交通手段を走らせている自治体も多いと思います。また、イオンなどこのような買い物バス便を走らせているスーパーマーケットもあり、市町村がスーパーなどに委託する、という方法もあると感じます。
話が少しそれてしまいましたが、免許更新の厳格化と自治体の費用負担による生活の足の確保が(高齢)ドライバーによる死亡事故を防ぐための有効な手段になる、と考えます。

ブラヒロシ「第4弾」(水産技術開発センター)

昨日は日帰りで水産技術開発センター(鹿児島県指宿市)に行っていました。どこも観光していないので、こじつけになりますが、大好評連載シリーズ?「ブラヒロシ」の第4弾にしたいと思います(今では本家のブラタモリよりも有名かも(笑)…)。
用務は赤潮調査や分析についての検討会で、私が数年来取り組んでいる赤潮予測に関する話題提供をしてほしいという名目で、水研センター(通称名)の方からお誘いを受けました。
確か訪問は3年ぶりくらいで、最寄り駅から研究所までのショートカット!の新しい道路が出来ていて驚きました。
朝一で授業を行ってから出向いたため、かなり疲れましたが、分野外の話を多く聞くことができ、非常に参考になりました。

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Mathematica講習会

本日は、毎年一回恒例?になっている数式処理ソフトmathematicaの学内講習会を受講しました。
以前は頻繁に使用していたのですが、近年は年数回程度しか利用しないため、知識をさび付かせないためにも、このようなトレーニング?の機会は重宝しています。
P.S. Wolfram Research Japan Inc.の方が、毎回教えに来てくれます。

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平成最後のピアノ練習を行いました

本日は平成最後の、そして新学期最初のピアノ練習を久しぶりに行いました。
バルトークのミクロコスモスVol.5-6を中心に一時間半のメニューでしたが、ハノンやチェルニーなどの練習曲は少なめです。
私の
ピアノリサイタルについて、かなり先になりますが、8月9日(金)(夕方もしくは午後)を候補に調整を始めたところです。
会場は、鹿児島大学キャンパス内の施設をお借りする予定ですが、現時点では未定で、他の日になる可能性もありますので、決定後にアナウンスさせていただけたら、と考えております。

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Dropboxの無料プランで台数制限導入

本年3月からDropboxの無料プランで同期可能なデバイス(PC, スマホなど)が、3台までに制限されることになりました。規約改正を全く知らず、送られてきた警告メールで気付きました。
慈善事業でないため、やむを得ないのかもしれませんが、やはりショックが大きいです。おそらく有料プランへの乗り換えを(無言のプレッシャー?で)促していることと推察しますが、月額1,200円および2,400円とかなり高いので、現在のところ乗り換えは考えていません。
これまでにリンク済みのデバイスはそのまま利用可能とのことですが、新たに追加が出来ないため、今後PCを購入した際にはOne Driveなどに移行するしかないのかな!と考えています。両方とも利用していますが、Dropboxの方が使い勝手が良いと感じているため、非常に困っています。なお、過去に同様の変更がなされたEvernoteについては、有料プランに加入しました。https://japanese.engadget.com/2019/03/14/dropbox-3/

大教室での統計学授業

本日の授業は、マイク利用の大教室(収容定員216名)です。
統計学の授業で百数十人というのは、講義形式でソフトウェア演習を行わないにせよ、少し多すぎるような気がします。
愛用のスヌーピーのバッグも経年劣化でよれよれになり、昨年度限りで引退予定!でしたが、他に代わりとなる選手?がいないため、一転して現役続行することになりました(笑)。

P.S. 内容に関する質問をいただいたため、この場をお借りして回答します。記述統計学及び推測統計学の基礎的事項を扱うオーソドックスな構成ですが、最尤法について少し触れることが特徴といえるかもしれません。

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2019年度(もうすぐ令和元年!)の前期授業が始まりました

今週から前期授業が始まりました(写真は授業前の無人教室での準備風景)。
本年度は水産資源学などの専門科目と数学の講義が減る一方、学部1年生対象の初年次セミナー(レポート作法やプレゼン手法などが主なテーマの学部混在型クラス)の授業が増えました。
また、所属部署の統計学担当教員が3月に突然退職したため、統計学科目の担当が増え、トータルでは負担増になっています。
健康には十分注意して、今年も何とか無事に乗り切りたいです(まだ始まったばかりなのに、弱気になっていますが…)。

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将棋世界2019年5月号

最新号は「中田功八段x佐藤天彦名人の師弟対談」「八王子将棋倶楽部のオーナー回顧録の連載シリーズ(第3回)」「順位戦最終局」など、興味深い記事が盛り沢山です。
順位戦最終局のレポートは、編集方針が変わった?ためか、昇級や降級に絡む対局を特に詳しく取り上げているようです。

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就活時のOB/OG訪問は必要でしょうか?

連投になりますが、久しぶりのショウノミクス(Vol.81)は、O林組やS友商事などの有名企業で起こっている(氷山の一角!という噂も?)OB訪問時の就活生に対する暴行事件についてです。一番の問題は、加害者の若手社員が会社のネームバリューを勘違い!して、自分が何をしても許される?と感じたからなのかもしれませんが、ここではOB/OG訪問の必要性について考えてみたいと思います。
私は「OB/OG訪問は必要でなく、廃止すべき!」と考えます。入社数年程度の若手社員に対して(リクルーターと名付けて)第一段階の合否の権限を与えるというのは意味が無いばかりか、優秀な学生を(OB/OGの主観的な判断により)数多く落としている可能性もあります。サークルの先輩など面識がある方に話を聞くのはともかくとして、大学が同じというだけで見ず知らずのOB/OGを訪問するのは、本当に意味があることなのでしょうか?
一方で、企業側からみると、人事の人数が足りないため、やむを得ず続けている、という話も伺ったことがあります。そうであれば、新入社員が初任者研修後に配属される部門の管理職などが面接官をすれば良いだけの話だと私は考えます。現に、多くの企業で最終決定を「役員面接」に委ねていますが、役員達は主に人事の仕事をしている訳ではなく(取締役人事部長などは除く)、その時だけ面接を担当する訳ですので…

「白ゆき姫殺人事件(湊かなえ)」

こちらも間隔が空いてしまいましたが、本年初めての「しょうちゃんの読書日記パート32」は、病院での長い待ち時間に読破した「白ゆき姫殺人事件(湊かなえ)」です。
ある会社の女性従業員がメッタ刺しの(灯油をかけられた)黒こげの遺体で発見されるという凄惨な殺人事件ですが、作者独特の「登場人物が順番に語っていく」という手法は、この小説でも踏襲されています。
巻末にSNSの時系列な投稿が資料?として掲載!されていて驚きましたし、無責任な人の噂は非常にこわいと思いましたが、女性の意地悪な(というのか、棘がある)言動が同性には容易に見破られるが、異性にはなかなか気付かれない、という状況が戦慄を覚えました。
P.S. 私も「人を見る目がない」と言われることが多いため、鑑識眼?を養わなければならない!と思います(笑)。

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久しぶりのピアノ練習

本日は久しぶり(今年に入ってから2回目)のピアノ練習です。
今回は趣向を変えて、伊福部昭のピアノ組曲の音取りです。
ピアノが置いてある学内施設をお借りできることになりましたので、前期(2019/4/1~2019/9/30)のどこかでリサイタルを開きたいと思います。
具体的な目標がないと練習にも身が入らないため良かったと感じますし、少しずつペースを上げていけたらと考えています。

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所属長I教授の最終講義

本日は、私が現在所属する組織の長で本年3月をもって定年退職されるI先生の最終講義がありました。
先生は修士修了後に奉職されたそうで、40年余りの長期にわたり教育研究に従事されてきたとのこと、大変お疲れ様でした。
先生のご専門は体育学のため、最終講義の内容は実生活で役立つTipsが多く、非常に参考になりました。
基礎教育の授業や管理運営面の仕事を進めるに当たっていろいろとお世話になり、深く感謝申し上げるとともに、今後のご健勝とご多幸を祈念致しております。

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共同研究者の来訪について

一昨日(3/13(水))から昨日(14(木))午前中にかけて、水産研究所のS波さんが訪ねてきました。
ちなみに、私が以前に在籍していた職場の同僚になります。
サメ類の体長組成データに基づく年齢査定の相談に乗るという名目ですが、ここ数年は年1回くらい来られている感じです。
有限正規混合分布におけるコンポーネント数の推定問題の応用になりますが、私が大学院生時代に良く使っていた数式処理ソフトウェアのMathematicaを久しぶりに利用したため、忘れていたコマンドや記法も多く、ブラッシュアップのための良い機会になりました。

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新潟県高野連が導入を予定している球数制限について

今年に入ってから投稿ペースが落ちてきていますが、久しぶりのショウノミクス(Vol.80)は、新潟県高野連が今春から導入予定の球数制限(1人の投手の投球数は1試合当たり100球まで)に「待った!」をかけた日本高野連の思惑についてです。
メディアでも言及されているように「どのような権限があって(日本高野連が)再考・中止を指示出来るのか?」「いくら試合で球数制限を実施しても普段の練習で投げ込みを多くしていたら無意味ではないか?(強豪校の中には早朝から深夜まで猛練習している学校も存在する)」という批判はさておき、強豪校を除けば複数投手がいる学校はそれほど多くなく、投手の故障を避けるための措置がかえって不公平感や戦力格差の増大につながる、という日本高野連の論調には正直疑問を感じます。
一例ですが、昨夏の甲子園準優勝校の金足農業高校は、決勝戦を除き、吉田投手が一人で投げ抜いて勝ち進みました。もし1試合100球の制限が課せられていたらどうでしょうか?一点差の接戦が多かったこともあり、早い段階で敗退していた可能性が高かったのではないか?と感じます。
このような球数制限は(投手が1人しかいない普通の高校のみならず)ドラフト上位候補の投手がいる強豪校にとっても不利に働く可能性が高く、彼らの意図?を汲み取って、日本高野連が(委員会で議論するので結論が出るまで待ちなさい!と)時間稼ぎ?をしている側面もあると感じますが、いかがお考えでしょうか?私の苦手分野であるスポーツに対する論評のため、的外れな点もあろうか、とは思いますが、何卒ご容赦下さい。